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2025/07/20 03:15
紅葉の古都 洛東:世界文化遺産 東山慈照寺(銀閣寺)
11年前の2009年秋に訪れた時は国宝の観音殿(銀閣)が改修中で見ることができなかったのでその時のリベンジを果たしに2013年に再訪しました。
東山慈照寺は、京都の東山文化を代表する臨済宗相国寺派の寺院(相国寺の境外塔頭)
室町幕府8代将軍の足利義政創建のこのお寺は一般には銀閣寺の名で知られています。
山号は東山(とうざん)。開山は夢窓疎石とされています。
足利義政が造営した楼閣建築である観音殿を「銀閣」と通称し、観音殿を含めた寺院全体を「銀閣寺」と通称しています。
銀閣は義政の祖父・3代将軍義満が建てた金閣とよく対比されます。
総門から受付の中門を通り抜け庫裡横を通り過ぎ庭へ入ったところにいきなりこの観音殿がお目見えです(◎◎)
観音殿(銀閣:国宝)
1489年(延徳元年)に上棟されたことがわかっており、同年をさほど隔てない頃に完成したと思われています。
重層、宝形造、杮(こけら)葺で、平面は長方形で正面8.2M、奥行7M。
初層の「心空殿」は住宅風、上層の「潮音閣」は方3間(柱間の数が正面・側面とも3つ)の禅宗様(唐様)の仏堂で書院造につながる和風の住宅風意匠が取り込まれており、東山文化の代表的建築物です。
向月台
この上に坐って東山に昇る月を待ったものだとかの俗説があります。
宝処関
(ほうしょかん
)
銀沙灘(ぎんしゃだん)
銀沙灘は月の光を反射させるためとか・・(俗説)
錦鏡池(きんきょうち)と観音殿
「苔寺」の通称で知られる西芳寺庭園(夢窓疎石作庭)を模して造られたとされる池泉回遊式庭園ですが、江戸時代に改修されており、創建当時の面影はかなり失われていると言われています。
秋の特別公開
●東求堂(国宝)
日本最古の書院造りで、住宅建築遺構として国宝に指定されています。
持仏堂として阿弥陀如来像を安置
足利義政公法体(像)を安置
四畳半書院「同仁斎」
●本堂(方丈)
ご本尊の釈迦牟尼仏を安置
与謝蕪村・池大雅の襖絵
●弄清亭(ろうせいてい)
御香座敷(香座敷の本歌)
奥田元宋の襖絵
観音殿(銀閣・国宝)(◎◎)展望所より・・
金閣、飛雲閣(西本願寺境内)と併せて『京の三閣』と呼ばれています。
[16回]
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旅人京都
2020/08/12 17:47
1
紅葉の古都:一休さん幼少時の衣笠山地蔵院(竹の寺:洛西)と晩年の酬恩庵一休寺(京田辺)
知名度のある鈴虫寺(華厳寺)や苔寺(西芳寺)の近くと言った方が良いのかも知れませんが、そちらから南へ徒歩でそれぞれ5分、3分とすぐご近所にこのお寺があります。
当日も行列の鈴虫寺とは対照的に訪れる観光客も少なく静かでひっそりとした境内は逆に自身をハイテンションにしてくれます。
地蔵院(竹の寺:幼少時の一休さん)
室町時代の1394年に一休禅師(
一休宗純:
幼名は千菊丸
)が、後小松天皇の皇子として、地蔵院の近くの民家で生まれ、6才の時に安国寺に移って本格的な修行に入られるまでの幼少時を当院で母と共に過ごし修養されています。
本堂(地蔵堂)
入口から竹林の参道を抜けますとこちらの地蔵堂へ
本尊の地蔵菩薩は、最澄がつくったといわれる延命安産の地蔵菩薩。
更にこの先中門をくぐって進みますと方丈庭園(撮影不可)があります。
1686年の江戸時代に再建されたもので、方丈前庭園は「十六羅漢の庭」と呼ばれる平庭式枯山水。
十六羅漢の修行の姿を表現するという石が配置されていて、名椿「胡蝶佗助」や五葉松などは必見です。
酬恩庵一休寺(晩年の一休さん)参道
室町時代中頃の1456年(一休さん63才)の頃から1481年11月21日、88才で亡くなられるまでの約25年間の晩年をここで過ごされています。
宗純王廟(一休禅師(一休宗純)の墓)
前面の庭は禅院式枯山水の様式で室町の古風を存しています。
現在墓所は宮内庁が御陵墓として管理をされており門扉に菊花の紋があります。
方丈庭園(国指定名勝)南庭
サツキの刈り込みやサザンカ、ソテツなどが植えられており、刈り込みから軒下までは、きれいな白砂が敷き詰められています。
当時(江戸時代初期)の典型的な禅苑庭園です。
江戸時代初期の画家、狩野探幽が描いた方丈の襖絵
複製ですが、本物は寺の宝物殿に所蔵。
◎屏風絵の虎退治
足利義満
「屏風絵の虎が夜な夜な屏風を抜け出して暴れるので退治して欲しい」
一休
「では捕まえますから虎を屏風絵から出して下さい」
東庭
東庭は多くの庭石と刈り込みをふんだんに使い、十六羅漢の遊行するさまを表わしています。
北庭
北庭は、石塔や石灯籠、手水鉢などを配し、石組で枯れ滝を表現した、禅院枯山水の蓬莱庭園です。江戸初期の造庭で文人、松花堂昭乗、佐川田喜六、石川丈山の合作と伝えられています。
開山堂(大應堂)
このあたりは妙勝寺の旧跡にあたるところです。
開山堂は大正時代に改築されたものですが、内陣には妙勝寺を開かれた大応国師の木像を安置しています。その像は一休さんが63才の時につくられたものです。
頓知小僧の一休さん
◎このはしわたるな!(この橋渡るべからず)
ポクポクポク・・・チーン!と木魚の音をバックに目を閉じて考える一休さんの姿が思い浮かんできそうな、そんな場所に来てしまいました。
「この端渡るべからず」・・でしたね。
[14回]
旅人京都
2020/08/08 20:16
3
紅葉の古都 洛東:早朝の法然院~安楽寺
哲学の道から東の山側に一歩入った通り沿いにある法然院を早朝に訪ねてみました。
法然院の茅葺で数奇屋造りの山門
白砂壇(びゃくさだん)
水を表わす砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に入ることを意味する。(阿弥陀仏の住んでいる世界(浄土)に入ることを意味しているそうです。)
盛砂の波模様は4〜5日おきに描き変えられます。
鎌倉時代、法然房源空上人が鹿ヶ谷の草庵で弟子の安楽・住蓮達とともに六時礼讃行を修した草庵に由来するという。
1206年12月、後鳥羽上皇の熊野臨幸の際、院の女房松虫・鈴虫が安楽・住蓮を慕って出家し上皇の逆鱗に触れるという事件が生じ、法然上人は讃岐国へ流罪、安楽・住蓮は死罪となり、その後草庵は久しく荒廃することとなった。
江戸時代初期(1680年)に知恩院の萬無と弟子の忍澂によって再興される。
浄土宗内の独立した一本山であったが、1953年(昭和28)に浄土宗より独立し、単立宗教法人となった。
山号は善気山、寺号は萬無教寺、本尊は阿弥陀如来で、境内には谷崎潤一郎、九鬼周造、河上肇らの文人の墓がある。方丈庭園内の善気水は、名泉の一つとして知られています。
早朝に訪れた洛東 法然院からも程近い
安楽寺(参道)
法然院付近の竹林です。
[13回]
旅人京都
2020/08/07 05:41
3
紅葉の古都 洛北:曼殊院門跡
曼殊院門跡は一乗寺にある天台宗の仏教寺院で青蓮院、三千院(梶井門跡)、妙法院、毘沙門堂門跡と並び、天台五門跡のひとつに数えられている洛北屈指の名刹です。
勅使門
天皇や勅使と呼ばれる天皇の指示や意思を天皇の代わりに伝える役目を持つ人のみが通ることのできる門のことです。
2008/11/22
門跡というのは、皇室一門の方々が住職であったことを意味し勅使門の両側の塀に残るこちらの五本の白い筋はその格式を今に伝えるものです
。
枯山水の庭 亀島
砂は水の流れを表しています。
枯山水の庭 亀島
枯山水庭園は小堀遠州の作といわれていますが、遠州は曼殊院の当地移転以前の正保4年(1647年)に没しており、実際の作庭者は不明です。
枯山水の庭
鶴島
樹齢400年と言われる五葉松
[16回]
旅人京都
2020/08/04 11:57
2
古都の紅葉 洛西:妙心寺塔頭 大法院
あの真田信繁(真田幸村)の兄、真田信之の菩提寺です。
信濃の上田・松代の両初代藩主で大阪の陣では弟、幸村の豊臣に対し、兄の信之は徳川方についていてこの戦国の世には異例とも言える93歳と長寿を全うする。
大法院は信之の遺命で孫娘の長姫が淡道宗廉(転大法輪禅師)を開祖として1625年に創建。
客殿を取り囲むように広がる路地庭園は秋の紅葉のこの時期(11月)に特別公開されています。
2008/11/28
抹茶を頂きながら禅の心にふれ、心身共にリフレッシュ出来る大変贅沢な空間です。
方丈
江戸中期の絵師、土方稲領が描いた叭叭鳥図の襖絵。
自らの心境の思うがまま、自由自在の意を表現したものと伝えられています。
[14回]
旅人京都
2020/08/01 20:22
3
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