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東祖谷:二重かずら橋&古民家(徳島県)

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東祖谷:二重かずら橋&古民家(徳島県)

11年前の秋になりますが、当日の寝起きに急に思い立って決めたこの時のWife同伴のドライブ、平家落人伝説の地『東祖谷(ひがしいや)』へ
これまで幾度となく訪れている祖谷に対して東祖谷を訪れたのは初めてでした。

以前投稿させていただいた祖谷から東へ剣山の少し手前『奥祖谷二重かずら橋』まで車1台通るのがやっとという狭い道を走ること1時間半、嫌になる位長かったですね。
実はETC割引の恩恵を受けマイカーを運転して瀬戸大橋を渡ったのはこの時が初めて・・完成後21年目にして記念すべく渡り初めでした。

●行程

岡山(自宅)==早島IC==瀬戸中央・高松・徳島自動車道==井川池田IC==小歩危・大歩危==東祖谷《かかしの里、奥祖谷二重かずら橋、落合集落、東祖谷歴史民族資料館、武家屋敷喜多家、木村家、ちいおりトラスト等》==井川池田IC==徳島・高松・瀬戸中央自動車道==早島IC==岡山

〇祖谷の粉引き唄(徳島県民謡)

祖谷のかずらばしゃ 蜘蛛のゆの如く
風も吹かんのに ゆらゆらと
吹かんのに 吹かんのに 風も
風も吹かんのに ゆらゆらと

祖谷のかずらばしゃ ゆらゆらゆれど
主と手をひきゃ こわくない
手をひきゃ 手をひきゃ 主と
主と手をひきゃ こわくない


●落合集落(重要伝統的建造物保存地区)

東祖谷の祖谷川と落合川の合流点より山の斜面(高低差約390M)にそって広がる集落です。

江戸中期から昭和初期に建てられた民家や、一つひとつ積み上げた石垣と畑などの光景は、なつかしい山村の原風景を醸し出しています。


天空の村・かかしの里
往路途中、標高800Mの天空の山里では蕎麦畑のかかし達と一緒にゆったりと時間を過ごす事が出来ました。


奥祖谷への道のりは狭く対向車が来ようものなら大変!
車一台しか通れない部分が思った以上に長かった。

慌てる旅でもないので途中のそば道場でお昼(そば定食)にしました。

○祖谷そば
○蕎麦掻き
○蕎麦の実雑炊
○漬物
○白米


●奥祖谷二重かずら橋:男橋(おばし)全長42M

約800年前、讃岐志度の浦の戦いに敗れた平家一族が再興を期して剣山、平家の馬場での訓練に通うため架設したと伝わる吊橋。

高山に自生している「シラクチカズラ」を利用しており、奥祖谷かずら橋キャンプ場への通路となっています。かずら橋が2本並んで架かっている為、通称「男橋女橋」とも「夫婦橋」などとも呼ばれています。

※平家の落人が源氏の追手を防ぐため、いつでも切り落とせられるようシラクチかずらでつくったと伝えられています。

      
女橋(めばし)全長20M         
そのすぐ上流にある『野猿(やえん)』

                     ケーブルに取り付けられた籠に乗り、
                     人力でロープを引っ張りながら対岸に
                     渡る珍しい乗り物です。


武家屋敷喜多家

約230年前に建てられた祖谷地方でも最も大きな武家屋敷。
屋島の戦に敗れた平家一族が落ちのびてきた東祖谷大枝地区は平家縁の地でこの平家の里の名主であった喜多家は、祖谷の上層階級の武家屋敷でした。

車1台通るのがやっとと言う祖谷地方ならではの急な山道を5キロ程登った所にこの喜多家があります。


喜多家付近からのロケーション(◎◎)

このあたりは今でこそ杉等の植林が目立ちますが、昭和の40〜50年位までは主に煙草の栽培や畜産(肉牛)が盛んで生計をたっていたとか・・

もう何年位前になるでしょうか、この祖谷地方になかなかお嫁さんが来ないことから遠くはフィリピンからのお嫁さんが来て話題になったことがありますが、その後はどうなったのでしょう?


喜多家のすぐ隣にある鉾杉(徳島県指定天然記念物)

日本三大秘境の一つといわれる東祖谷山村は、源平の戦いに敗れた平家落人が隠れ住んだと伝えられる地で、平家落人にまつわる遺跡や伝説が多く残されている。祖谷の地に入った「平国盛」が鉾を納め、建立したとされる鉾神社の境内に、国盛の手植えと伝えられる「鉾杉」がそびえている。別名「国盛杉」とも呼ばれるこの樹は、樹齢800年、樹高50M、目通り幹周11Mと記される徳島県最大の杉です。


●祖谷地方で建築年代が判明した最も古い民家『木村家住宅(国指定重要文化財)』

古民家 喫茶きむら
国指定重要文化財の喫茶店と言うのも大変珍しいですね。

山村の民家の姿を残す貴重な民家です。当家の主屋は、元禄11年(1699年)に建てられた今井集落の土居の家を天保年間(1830〜44)に現在の場所に移築したものといわれています。


●ちいおりトラスト
東洋文化研究者の米国人アレックス・カー氏が所有する、築300年になる茅葺き屋根の古民家。

アレックス氏の日本における一活動拠点としての位置づけに止まらず、祖谷地方に残る価値の高い伝統的建造物として、また日本の美や日本のふる里の原風景をこよなく愛する人々のシンボル的存在として、親しまれています。

屋号である「ちいおり」とは、竹の笛をあらわす「箎(ち)」と家をあらわす「庵」を組み合わせたもので、趣味でフルートを演奏するアレックス氏自身が命名したものです。


管理人ポール・ケイトーさん(左端・アメリカジョージア州)とお客さんでベルギーのブリュッセル(ブラッセル)からやってきたカップル(ギセレさんとブラムさん)


宿泊施設になっていて行灯に照らされた内部はとても幻想的でした。










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